結婚して会社を辞めることを寿退社といいますが、この寿退社をする際も他の理由で退社するときと同様、退職届を提出する必要があります。
テレビドラマなどでは良く、他の理由で会社を辞めようとする人たちの退職届などを破いて退職をさせないようにするシーンなどがありますが、寿退社に関してはおめでたいことが理由なだけに、退職届を受理されることが非常に多いようです。
しかし、結婚したから辞めますとばかりに、突然提出されたのでは会社側も困ってしまいますから、寿退社の場合の退職願は次のようなことに注意しましょう。
・結婚することが決まったら直属の上司に話しておく。
結婚するということを話すことで、寿退社するにしても、そのまま仕事を続けるにしても、何かと次の話がしやすくなります。
まずは式の日取りなどが決まる前、結婚を約束した段階で結婚することを直属の上司に話しておきましょう。
・結婚の日取りが決まったら寿退社の意を上司に報告する。
この時点ではまだ口頭でも良いので、式を挙げたら寿退社する予定であることをしっかりと上司に伝えておきます。
・寿退社の日時が決まったら1ヶ月以上前に退職届を提出する。
自分がやめた後の人員を補填して、自分の仕事の引継ぎが完了するまでに最低1ヶ月はかかります。
退職届がでなければ次の人員を探すこともできないので、寿退社の日時が決まったら最低でもその1ヶ月前くらい前までには退職届を直属の上司に提出しましょう。
・退職届の書き方
白地の用紙に縦書きで理由(結婚のため)と、退職する年月日、さらには退職届を提出する年月日と部署、自分の名前、最後に誰に当てた退職願なのかを記載します。
自分の名前の欄には押印も忘れずに。
それを白地の封筒に入れ、表には退職願(退職届)、裏には自分の所属部署と名前を記載します。
記載する筆記用具は万年筆または黒のボールペンが一般的です。